山中さんをたたえるでれすけさん(写真右)と、苦笑いする山中さん
山中さんをたたえるでれすけさん(写真右)と、「完走はしてないから」と苦笑いする山中さん

 多くの人気お笑いタレントが所属する吉本興業の一員で、本県を拠点にイベントなどで活躍するコンビのオスペンギンが、新型コロナウイルスの影響で沈みがちな県民に元気を届けようと、独自の取り組みに挑んだ。

 今月15日に予定されながら同ウイルスの影響で中止になった「茨城100Kウルトラマラソンin鹿行」を、予定されていた日時にたった一人で走ろうというものだ。

 同マラソンのコースは、行方市を発着地点とした北浦湖岸の100㌔。結果は、80㌔地点で制限時間をオーバーし、完走に至らなかったが、たった1人でスタートしたマラソンは、インターネット越しなどに多くの人を巻き込み、感動を呼んだ。

 走ったのはオスペンギンの山中崇敬さん(38)。相方のでれすけさん(34)も、全面でサポートした。

 当日午前5時。一切の告知なしでスタートしたのは、「人を集めてしまっては本末転倒だから」と山中さん。

 でれすけさんは車で並走し、5㌔ごとに水や食事を手渡した。合間にはインターネットの動画サイトで、山中さんの頑張りを中継配信した。

 2人のファンの多くが、動画サイトをチェックしているため、中継動画の視聴者は見る見るうちに増加。コメントを寄せるファンも多く、中盤以降は、でれすけさんがコメントへの反応に追われサポート作業に支障がでるほどだった。

 打ち切りとなった80㌔地点は、失意の舞台でもあったが、手旗や手製の金メダルを持って駆け付けたファンもいた。後日、100㌔というコースの距離にかけて、100㌔の米を2人にプレゼントした人もいたという。

 山中さんは、初回だった前回大会に出場し、今回も申し込んだ後、昨年夏頃から準備を進めていた。「僕にできる精いっぱいの新型コロナ対応だった。『第2回大会は中止だったけど、ばかなことをしたやつがいた』といううわさだけでも残れば芸人みょうり」と振り返る。

 2人の頑張りは今も、配信中。動画サイト「ユーチューブ」で「オスペンギンの『あぜ道ちゃんねる』」で検索。

 「オスペンギンの『あぜ道ちゃんねる』」はこちらから。

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