選手第一の新ピッチ 前川運動広場(茨城・潮来)
記念大会では、熱戦が展開された(長屋陽撮影)

茨城再見聞

 潮来市前川の前川運動公園に、「選手第一」をコンセプトにしたサッカー場が完成し、4月29日、竣工記念式典が行われた。式典後は、竣工記念大会として、市内と近県の小学生チーム24チームを招いたサッカー大会が開かれた。

 新サッカー場は、広さ9320平方㍍。芝は、通年の利用ができる人工芝を採用。場内には、独立したウオーミングアップスペースを設置したほか、照明灯も備えた。また、屋根付きの観覧席や、テントを張れるスペースを設けて、観客にも配慮した。

 同市の塙誠一教育部長は、元サッカー選手で、国体の監督を務めた経験も持つ。各地のサッカー場を訪れた経験を生かして、「選手第一」を実現したという。市では今後、サッカーによるスポーツ交流や新たな地域づくりに取り組むという。

 記念大会に出場した市内のチーム延方SSは、初戦で神奈川県のチームに勝利。主将の大谷一真君(6年)は、「雨が降っていたが、グラウンドは走りやすかった」と、笑顔だった。

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