![ひらめいて黒鯛焼き 「池田珍味食品」で販売](https://yomiuri-townnews.com/wp/wp-content/uploads/2020/10/1ea56b372947d7c6e39f21258cf72844.jpg)
神栖市奥野谷で裂きイカなどの珍味の卸販売をする「池田珍味食品」の店主池田平三郎さん(71)は、イカスミを使った真っ黒な鯛(たい)焼き「黒鯛焼」など、変わり種の鯛焼きを販売している。
池田さんは、50年程前に珍味の卸売業を始め、30年前に同店を構えた。売り上げを伸ばそうと、2010年に鯛焼きを始めた。
イカスミは珍味の1つとして棚に並べていた。イカスミと鯛焼きのコラボは、ある日、唐突にひらめいたという。「どうせだから遠慮をしなかったよ」と、生地にイカスミをたっぷりと混ぜ込み、深い黒色に仕上げた。
昨年は、同市特産のピーマンを生地に混ぜて、おなかにウズラの卵を入れた、緑がかった鯛焼き「子宝鯛焼」も考案した。「他にはないもの、神栖ならではの発想が出発点。鯛焼きを通して、市の知名度が上がれば」と池田さん。