常陸太田市西三町と周辺の鯨ヶ丘商店会でこのほど、商店街や店を黄色のハンカチやタペストリーなどで飾って、町と人々の心を明るくしようという「やさしさの黄色いハンカチプロジェクト2021」が開始された。期間は6月中旬まで。
コロナ禍などをきっかけに、「街に、暗い雰囲気がただよい始めたことがきっかけ」と同商店会会長の渡辺彰さん(67)。
最も華やかなのが商店街内の「鯨ヶ丘ふれあい広場」。同市立太田小の児童と教諭のメッセージ入りハンカチが、約600枚展示されている。商店街内の一部店舗の店頭でも展示が始まっていて、ハンカチとタペストリーを合わせた総計は850枚。今後も、数が増える見込み。
同商店会を訪れた買い物客ら向けにも、ハンカチを販売していて、購入者はメッセージを書き込んで展示することができる。
渡辺さんは「黄色いハンカチが街に広がっていく様子はわくわくするし、それぞれのメッセージを読むのも楽しい」と話していた。