完工報告祭の様子
修復した拝殿前で行った完工報告祭(竹村さん提供)

 強風による倒木で倒壊した地元神社の修復のため、常陸太田市千寿町の地域住民らがこのほど、インターネットで寄付を募るクラウドファンディング(CF)に挑戦した。住民らは高齢者中心の29世帯。目標額には届かなかったが、約230万円の支援を得た。「これだけの支援をいただいたことに、心から感謝している」と、氏子主任総代の黒澤忠さん(71)。

 神社は、同市にある東金砂神社と西金砂神社の元社に当たる金砂神社(和田忠彦宮司)。1200年の歴史を持つ。

 2月に、境内のご神木のイチョウの木が倒れて拝殿にかかり、屋根が壊れた。

 再建には500万円が必要で、地域の積み立て金200万円を引いた300万円を、地域で負担することになった。地域の守り神への思いは強いが、年金暮らしの高齢者も多い。「少しでも負担を減らせるように」と、3年前に同町に移住した若手の竹村幸耶さん(32)が、CFの活用を提案した。

 CFの運営は竹村さんが担当。寄付の返礼品は、地元産の米や梨、梅などを設定。フェイスブックなどのSNSを駆使し、チラシも作って挑戦を周知した。

 地域の寄付も集まり、工事は無事に終了。6月6日に、春の例祭と完工報告祭を行った。

 「CFの協力者は、きっと神社を訪ねてくれるはず。芳名板に名前を入れて、感謝を伝えたい」と黒澤さん。

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