普段は入れない竹林を開放 偕楽園の孟宗竹林(茨城・水戸)
緑色が美しい孟宗竹林

茨城再見聞

 水戸市の偕楽園で9月10日、普段は中に入ることができない孟宗竹林の一部を開放する「竹林散歩」が開かれる。同園公園センター主催。同園の開園180年を記念した催しの一つ。

 同竹林は、約1000本のモウソウチクからなり、広さは3800平方㍍。同園のモウソウチクは、江戸時代の造園当時、弓の材料にするために植えられたもの。京都の嵯峨、八幡から取り寄せた記録が残る。現在の竹林は、5年生の竹を伐採して景観を保つなど、計画的に管理している。

 同竹林を維持管理する造園会社「植幸」の石川聡さん(51)によると、この時期の竹林は、色のそろった景観が魅力だという。春に顔を出した若竹が成長して、青緑色から、親竹と同じ深い緑色になってきているためだ。「色や、モウソウチクならではの太さを、間近で見て、触って味わってもらえたら」と、石川さん。

 午前11時~午後7時半まで。10日は、園内で萩まつりのイベント(水戸観光コンベンション協会主催)も行われている。竹林散歩は雨天中止。同センター☎︎029・244・5454。

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう