恒例門松キット準備着々 水郷県民の森 ボランティアが竹の切り出しから準備(茨城・潮来市)
モウソウチクを切り出したメンバー

  潮来市島須の県水郷県民の森は、正月の門松飾りが自宅で手作りできるキット「門松持ち帰りキット」の予約を受け付けている。高さ約60cmの門松飾りが1対作れる。1セット3000円で、限定先着25セット。

 キットの内容は、モウソウチク(孟宗竹、器用)、マダケ(真竹)3本、松、飾り用の縄、造花の梅など。作り方の説明書も付く。

 販売は、同施設のボランティアのアイデアから。12年ほど前から恒例になっている。「門松を飾る家が少なくなっている。門松文化を守ろうと始めました」と、代表の渋沢進一さん(80)。

 キットの準備もボランティアが中心に行う。12月2日には、11人が集まり、市内の竹林からモウソウチクを切り出す作業に汗を流した。

 こだわりは、県民の森が作るキットなので、「なるべく自然の材料でそろえること」。オイルの空き缶などを流用するのが一般的になっている土台の器も、竹を素材に、昔ながらに作る。

 「家族で楽しみながら組み立てて、華やかに迎春してもらえたら」と、メンバーたち。

 キットの購入希望者は、同施設(☎0299・64・6420、午前9時~午後4時半)へ電話で申し込む。12月24日以降に、同施設に受け取りに行けることが条件。

 

 

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