くじらの大ちゃん 笑顔戻った 平磯海水浴場(茨城・ひたちなか市)
砂浜で待機するくじらの大ちゃんと磯崎さん。「みなさんのおかげで、きれいになりました」

茨城再見聞

 ひたちなか市の平磯海水浴場で6月17日、同浴場のシンボル「くじらの大ちゃん」の塗装と傷の修理が完了したことを祝う式典が開かれる。

 大ちゃんは、同浴場に設置された浮島。全長15mでクジラの形をしている。誕生は1983年。旧那珂湊観光協会平磯支部が中心となり、観光の目玉にと制作した。トレードマークは目立つ朱色と、にっこり笑顔。

 定期的に修繕してきたが、景気低迷やコロナ禍で、2011年以降は費用が捻出できずにいた。昨年、インターネットで資金を集めるクラウドファンディングに挑戦すると、目標額を上回る支援が集まった。「たくさんの人に応援してもらい、感謝の気持ちでいっぱい」と、大ちゃん応援団団長の磯崎順三さん(83)。

 式典は午前9時半からで、見学は自由。11時頃からは、砂浜の奥に置かれている大ちゃんを、参加者らで波打ち際近くまで引っ張る予定。小雨決行。問い合わせは、旅館「平磯館」☎029・262・2706。

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