春の使者 すまし顔で1600体 鹿島セントラルホテル(茨城・神栖)
鹿島セントラルホテル1階のモールエリアに並ぶひな人形

茨城再見聞

 神栖市大野原の鹿島セントラルホテル新館で、恒例のひな人形の展示が始まった。展示数は昨年の約1200体から、1600体に増えた。

 同ホテルのひな人形展といえば、大階段の展示が名物だが、大階段は昨年の段階で、ほぼ“満員”状態。今年の増加分の多くはモールエリアに展示され、見応えが大きくアップした。「きれいなひな人形の“密”なら大歓迎」などの声も聞かれる。

 展示は4年目。展示している人形は、地域に寄贈を募って集まったもの。同ホテルを運営する鹿島都市開発企画課の宮本晋吾さん(40)は、寄贈希望者の窓口役を務めている。「いただくたびに思うのは、ひな人形への愛情の深さ。愛情も一緒にお預かりして、展示させてもらっています」と話す。

 宮本さんらにとっては、展示作業も大イベント。10人以上で丸2日かけて行う。レイアウトデザインは、毎年変化を付けていて、今年のモールエリアの展示では、中段付近の「百人一首を楽しむひな人形たち」も見どころ。展示は3月3日まで。同ホテル☎︎0299・95・5511。

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