感動を呼ぶホタルの季節到来 県内各地の水辺など(茨城)
大貫さんが数年前の6月下旬に、常陸大宮市内で撮影したホタル。花はタチアオイ。奥に小川が流れている。

茨城再見聞

 本県に、ホタルの季節がやってきている。さきがけて飛ぶゲンジボタルは、一部の場所では盛期を過ぎたが、7月上旬まで見られることが多い。ヘイケボタルは、輝き始めたばかり。8月上旬まで見られるところもある。

 県内の自然を被写体にする常陸大宮市の写真家、大貫亘さん(70)はこの時期、県北の各地でホタルを追う。追い始めたきっかけは、ホタルの大量発生を告げる知人女性の電話。約10年前のこと。

 女性が、興奮ぎみだったこともあり、「大げさだよ」と、話半分で聞いていたが、数日後に出掛けてみると、「深く感動してしまった」。

 写真家魂に火が付いた。各地を探し、多くの生息場所があることが分かると、撮影技術の研究に励んだ。暗闇を飛ぶホタルの光を、現地で見るのと同じに、点で捉える撮影技術は独自のものだ。

 6月10~19日に栃木県のふみの森もてぎで、25日~7月3日は常陸大宮市の道の駅みわで、大貫さんの写真展「蛍(ホタル)~里山に舞う」が開かれる。それぞれ月曜日休み。

 大貫さん☎︎0295・53・2291。

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう