校内に版築土塀を設置 県立水戸農業高の生徒9人(茨城・那珂市)
制作した土塀と、農業土木科の生徒、八木沼教諭

  県立水戸農業高校(那珂市)の生徒がこのほど、伝統的な「版築(はんちく)」の技法で土塀を制作、同校敷地内にある日本庭園に設置した。

 版築の土塀は、高さ1・2m、幅2・2m、厚さ30cm。重厚な雰囲気と、積み上げた素材の変化で、地層のような曲線の模様を表現したのが特徴だ。

 版築は、土を層状につき固めて建物の壁などをつくる方法で、中国・万里の長城の城壁や、奈良・法隆寺の外壁など、歴史ある建造物に用いられている。近年は、ホテルのフロントの壁などにも用いられている。

 制作したのは、農業土木科の3年生9人。同科の八木沼好美教諭(63)から、版築技法への挑戦の提案があり、「1人では挑戦できない技法が学べる機会。3年間の集大成として、取り組みました」と、高根沢颯汰さん(18)。

 9人は、木の型枠に、山砂、桐生砂、赤玉土、砂利などを積み重ねた。積み重ねるたびに、木の棒でしっかりとたたき固めることが必要で、「力と根気のいる作業でした」とは、掛札渉太さん(18)。「模様がきれいに出ていて、頑張って制作したかいがあった」とは、大貫大翔さん(18)。

 

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