キャンプ飯の頼れる相棒 地域おこし協力隊員がオリジナルスパイス発案(茨城・鉾田市)
使い切れるサイズにもこだわったというオリジナルスパイスと、堀口さん。「家庭の料理でも使ってみてください」

  キャンプなど、アウトドア活動の料理に磨きをかけてもらおうと、鉾田市観光物産協会はこのほど、オリジナルスパイス「HOKOTA  SPICE(ほこたスパイス)」を開発した。発案した同市地域おこし協力隊の堀口実さん(55)は、「1本あれば、キャンプ飯がぐんと楽しくなる」と、PR。

 種類は、20種のスパイスをブレンドした「スパイス工場の香り」、中華料理の香辛料「花椒(ホワジャオ)」が効いた「しびれるジンジャー」、異国情緒を感じる香りの「異国の香り~あじ変~」。3種とも、塩などの調味料は使わず、香辛料だけで仕上げた。

 肉、魚、野菜の幅広い調理法のほか、ミルクティーやホットワインなど、飲み物やスイーツにも合う。

 開発のきっかけは、「鉾田の野菜や果物をもっと食べてほしい」との思い。

 堀口さんは、学生時代からのキャンプ好き。2年前に、東京での会社勤めを辞めて、市内にキャンプ場を開いた。協力隊にも着任した。

 移住して感じたのが、地元産の野菜のおいしさ。「娘が、ピーマンを生でかじるようになった。東京ではなかったこと」と、堀口さん。

 スパイスに目をつけて、市内のスパイス工場に相談を持ちかけた。当初は、「生産日本一のメロンに合うスパイスを作ろう」と目指した。キャンパーらに試食してもらうなども重ねた。「焼き芋にかけたり、ミルクティーや焼きリンゴに加えたりと、個性的な使い方が続出しました」

 1本(15g)972円。同市大竹の鹿島灘海浜公園内の同協会で販売している。同協会0291・36・7420。

 

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう