笑顔呼ぶエプロン人形劇 保育士がボランティアで上演活動(茨城・高萩)
手作りのエプロンで上演する鈴木さん

 高萩市の子育て広場「萩っ子つどいの広場」で2か月に1回開かれている「ヒロ子さんのエプロンシアター」は、ヒロ子さんこと、市内の鈴木ヒロ子さん(65)によるエプロンを使った1人人形劇。舞台は、鈴木さんが身に着けたエプロンの上。フェルトや布で手作りした人形を生き生きと動かして、物語を展開する。「子どもも、大人も笑ってもらえたら大成功」と、鈴木さん。

 エプロンシアターは、子ども向けに、保育士やボランティアらによって各地で行われているもの。絵本の物語を表現することが多く、ポケットを利用した場面転換も魅力だ。

 鈴木さんがエプロンシアターの活動を始めたのは、55歳で保育士を退職してから。エプロンシアターとの出合いは、その数年前、勤務先にボランティアに来た女性の上演を見たこと。「まだ言葉のわからない赤ちゃんも笑顔になる。楽しくて、私もいつかやってみたいと思いました」。退職後、その女性の元に3か月ほど通ってエプロンの制作方法などを教わった。

 レパートリーは15作ほどあり、6月のシアターでは、オリジナルの「ポケットの中から」など4話を披露した。子どもたちのキラキラした目と、お母さんたちの笑顔を見られると、心が温まる。「子育ては大変なことも多い。頑張ってねのエールも込めています」と、鈴木さん。

 鈴木さんのシアターは、7、8月は休みで、次回開催は9月8日。申し込みは、1か月前から受け付ける(先着8組)。問い合わせは、同広場☎︎0293・24・8885。

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