「裏ゾッキ」の裏をトーク 茨城町出身映画監督篠原さん 各地で舞台挨拶
あまや座で舞台あいさつをする篠原さん(左)と根矢さん(右)

 茨城町出身の映画監督、篠原利恵さん(34)の初監督作品「裏ゾッキ」の上映に合わせて11日、那珂市瓜連の映画館「あまや座」など県内の3館で、篠原さんの舞台あいさつが行われた。同町出身の女優、根矢涼香さんも参加し、映画への熱い思いも語り合った。

 映画「裏ゾッキ」は、俳優の竹中直人さん、山田孝之さん、齊藤工さんが共同監督した映画「ゾッキ」の制作風景などを撮影したドキュメンタリー。「映画誘致で町おこしを」と活動を続けてきたロケ地の市民の姿も追った奮闘記で、「ゾッキ」とともに全国で上映されている。

 あまや座でのあいさつで、篠原さんは、「テレビドキュメンタリーを中心に撮影してきたが、初の映画の現場で驚いたことや、すてきだと思ったことをつないで作品にした」と話し、2時間の作品だが実際は約500時間撮影したこと、「1つの映画にかかわったみんなにとっての映画の意味を感じてほしい」などと、作品に込めた思いを話した。

 根矢さんは作品を鑑賞して、「映画づくりへの愛を感じた」などと感想を話した。

 同館での舞台あいさつの後、篠原さんは、「地元茨城の皆さんの温かさのおかげでリラックスできて、方言も出た。作品と一緒に帰省できるように、これからも頑張りたい」と話していた。

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう