
新進気鋭の陶芸家16人の作品を紹介する展覧会「ザ・ヘッドライナーズ2025 爆誕! セラミック・スーパーノヴァ」が7月12日から、笠間市笠間の県陶芸美術館で開かれる。
「今の時代だからこそ生まれた多様な陶芸表現を紹介したい」というシリーズで、第2弾。16人は、同館が全国の作家を調査して選んだ。
石川県の澤谷由子さんの作品は、模様の細密さが群を抜く。粘土を絞り出して装飾する「イッチン技法」を追求している。沖縄県の今村能章さんの作品は、釉薬(ゆうやく)使いが独特だ。釉薬は通常は器の表面にかけて使うが、塊の状態で焼いて溶かし、作品のパーツの一つにしている。
「陶芸の持つ可能性も感じてもらえたら」と、主任学芸主事の岩井基生さん。
一部の出品作家による作品解説「アーティストトーク」(8月3日、9月20日午後1時半)ほか関連企画あり。
会期は11月30日まで。観覧料一般950円、70歳以上470円など。月曜休館(7月21日、8月11日、9月15日、10月13日、11月3・24日は開館し、8月11日を除く各翌日休館)。同館☎0296・70・0011。