茨城のかやぶき民家カレンダー 撮影者・柳下征史さんの遺作として「八溝文化社」が発行(茨城・ひたちなか市)
カレンダーの表紙

 かやぶき民家のある四季の風景を撮影したカレンダー「ひだまりの茅葺(かやぶ)き民家―茨城に見る日本の原風景―」(B3判7枚つづり)の2024年版をこのほど、ひたちなか市田彦の八溝文化社が発行した。

 撮影者は、常陸大宮市の写真家・柳下征史さん。柳下さんは35年前、自分の写真からかやぶき民家が消えていくことに気づき、「日本の原風景を残したい」と記録を始めた。嫁入りの様子を写し込むなど、そこに生きる人々の温もりも感じる一枚を撮影した。

 柳下さんは10月に83歳で亡くなった。今回のカレンダーは遺作として発行する。「カレンダーの写真をきっかけに、茨城に、故郷に思いを寄せ、少しでも元気を出してくだされば」と、三男の知彦さん。

 1部1400円。送料400円。同社☎029・273・3202。

 

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