師走に汗するしめ縄作り
体重を乗せて縄を固定して、両手でねじり上げる

 行方市麻生の羽生和次さん(75)宅で、新年を迎える際に神棚などに飾るしめ縄の製作が進んでいる。

 羽生さんは、しめ縄作り歴50年。しめ縄作りが盛んな東京の一之江で3年間修業。以来、故郷の行方市に帰ってからも浅草寺の卸売市「ガサ市」に卸している。

 作業は、3本に束ねたわらを、さらにねじって1本の太い縄にまとめるもの。全身を使い、勢いよく行われる。窓を開放した寒風が吹き込む作業場でも、羽生さんは汗びっしょりだ。「若い頃は2000本ほど卸していたが、今は1000本がやっと。平穏無事な新年になるよう、心込めています」

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