「アリーナで会いましょう」 元横綱・稀勢の里の二所ノ関親方が4月26日の水戸場所を語る(茨城・水戸市)
水戸場所でも行われるしょっきり

 大相撲の春巡業「大相撲水戸場所」が4月26日、アダストリアみとアリーナ(水戸市緑町)で開かれる。開催を前に、二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)に電話インタビュー。地方巡業や水戸場所の見どころを語ってもらった。同市での地方巡業開催は5年ぶり。3月場所優勝の尊富士(たけるふじ)をはじめ、土浦出身の高安、水戸出身の武将山、大洗出身の天空海(あくあ)など約200人が参加を予定。

 

−地方巡業の魅力は

 

 本場所に比べて、力士と観客の皆さんとの距離が近いこと。最近の力士は、握手をしたり、サインをしたりと、サービス精神が旺盛。ぜひこの機会に、たくさんの力士とふれあってほしい。

 

−おすすめの楽しみ方は

 

 公開稽古を見ることです。地方巡業の朝稽古は、部屋の枠を超えてぶつかります。

 力士たちは巡業を通して強くなっていきます。公開稽古の様子を見て、次の場所の活躍を占うという玄人相撲ファンもいます。

 

−郷土力士や二所ノ関部屋の力士も登場します 

 

 高安は、なかなか優勝できませんが、けがと闘いながら、一生懸命頑張っている。地元の声援で、はっぱをかけてもらえたらいいですね。

 大の里(二所ノ関部屋所属、石川県出身)は、新入幕だった初場所、3月場所とも勝ち越した。規格外の大きな体格も持ち味です。

 

−地方巡業での思い出は

 

 引退前の夏に参加した龍ケ崎場所が印象深い。私は出身は牛久市ですが、龍ケ崎市では幼少期を過ごしました。横綱になっての凱旋は、本当にうれしかった。会場では、観客の皆さんが総立ちで、熱い声援を送ってくれた。あの光景は、今も忘れません。

 

【親方来水アルバム】
親方の写真

2013年の水戸場所で撮影

2017年に行われた土俵入りの写真

2017年に行われた土俵入り

 

 

大相撲水戸場所 チケット販売中

 大相撲水戸場所は、観覧チケットが発売中だ。席は、タマリ席、マス席、1階スタンド席、2階スタンド席など各種あり、値段は8000円から。一部売り切れの席も出ている。弁当と土産をセットにしたお土産券「横綱セット」(弁当、相撲グッズ3種付き、6000円)、「大関セット」(弁当、相撲グッズ2種付き、4000円)も販売。なお、入場には、別途入場券が必要となる。

 当日の主な内容は、午前9時から公開稽古(序二段、三段目、幕下取組)、同11時から相撲の禁じ手を楽しく紹介する初切(しょっきり)、髪結いの実演、トークショーなど。正午頃から幕内の取組が行われる。終了は午後3時。

 チケットの販売は、主催の吉本興業公式のチケットサービス「FANYチケット」で行っている。予約専用ダイヤル0570・041・356(午前10時~午後6時)か、同チケットのホームページへ。「チケットぴあ」でも購入できる。

 問い合わせは、同場所実行委員会080・8341・0382へ。 

 

 地方巡業の楽しさを写真で紹介

 水戸場所などの地方巡業の楽しさを写真で紹介する。写真は、2019年4月の水戸場所で撮影したもの。撮影・長屋陽

 《おことわり》それぞれ過去の様子で、4月の水戸場所と同じではない

 

 

 

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