前教育長が寄贈 書籍「たのしくあそべるプログラミング」(茨城・笠間市と水戸市)
本を寄贈した今泉さん(写真左)と、額賀理事長

 笠間市前教育長の今泉寛さん(66)はこのほど、出版した著書「幼児からはじめる たのしくあそべるプログラミング」を、水戸市の学校法人「大成学園」に寄贈した。同書は、幼児のプログラミング教育のためのガイドブック。保育士や保護者を対象にしている。

 今泉さんは現役時代、ITにコミュニケーションの要素を加えた、ICT(情報通信技術)を活用した教育を推進した。ICTを活用した教育には、プログラミング学習が含まれることが多い。

 幼児向けのプログラミング学習の研究を始めたのは、同学園の額賀修一理事長から、「保育士向けに研修をしてほしい」と依頼を受けたこと。

 当初は、「幼児にプログラミングは早いのでは」という思いもあったが、国内での事例を調べたり、2歳と4歳の孫に体験してもらったりして、「楽しく遊びながら体験することで、小学校で始まるプログラミング教育への苦手意識が減らせるのでは」と考えるようになった。

 同書は、今泉さんが、同学園の保育士向けに行ったプログラミング研修の資料をもとにまとめた。

 市販のロボットや無料アプリを使ったプログラミング学習の方法をわかりやすく紹介。同学園の保育士や子どもたちの実践例も掲載した。

 なお、希望があれば、こども園などを訪ねて研修を行うという。1冊2300円(税別)。インターネットサイト「アマゾン」で販売。書店では注文販売。

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう