観梅といえばこたつ? 市植物公園でユニーク催し「梅こたつ」(茨城・水戸市)
梅園に設置したこたつで、宮内さん。「横になってくつろいでも。思い思いに過ごしてもらえたら」

 こたつに入って暖まりながら、梅の花見を楽しんでもらおうという企画「梅こたつ」がこのほど、水戸市小吹町の市植物公園の梅園で始まった。

 受付時間は午前10時〜午後3時。電話予約制で、料金は1人30分100円。梅こぶ茶付き。「お茶を飲みながら、自宅の庭を眺める気分で楽しんでもらえたら。水戸の梅見のニュースタンダードになったらうれしい」と、同園広報の宮内元子さん。3月上旬まで。

 こたつを設置したのは、園内にある西側の梅園の中央付近。ビールケースの上に板を乗せて土台を作り、その上にござを敷き、4人がけのこたつを置いた。電源は事務所から引いている。

 同園で開催中の梅の魅力を伝えるイベント「梅フェスタ2025」の催しの一つで企画した。同イベントは昨年、市内の偕楽園と同園の梅が、未来に残すべき価値ある植物だとして、日本植物園協会の園芸文化遺産「ナショナルコレクション」に認定されたことを受けたもの。

 「梅の花は香りが良くてかわいいけれど、寒い時期なので、ゆっくりと観賞できないことが課題だと思った」と、宮内さん。大阪府の植物園でこたつに入って梅を見る催しが行われていることを知り、「水戸でも喜ばれるのでは」と、提案した。

 こたつやこたつ布団は、職員の家で眠っているものを持ち寄った。

 時間は30分だが、さらに30分の延長もできる。また、希望すれば、園内のレストランで販売している「梅ジャムロールケーキ」(1つ360円)もこたつで味わえる。

 雨天や強風、荒天時などは中止する。

 予約、問い合わせは、同園☎029・243・9311(月曜休園)。

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