「星と海の芸術祭」 開催準備中 おおみかアートプロジェクト(茨城・日立)
8月の芸術祭に向けたプレイベント(昨年開催)で展示した作品

茨城再見聞

 「アートを通して大みか町を盛り上げよう」と、若手芸術家と地域によるプロジェクトチームが、独自の芸術祭の開催準備を進めている。

 タイトルは、「星と海の芸術祭」で、開催日は8月11~28日。大みか駅西口駅前と、久慈漁港、久慈浜海水浴場に、現代美術作品を展示し、アート体験ができるワークショップなどイベントも開く。

 企画したのは、東京芸術大学大学院生の東弘一郎さん(24)。東さんは昨年、大みか町の歯科医島田洋次さん(72)と知り合ったことをきっかけに、歴史や自然、企業の城下町としてのものづくりの技術力など、同町の魅力を知った。

 東さんは、溶接の技術を使って作品を制作する。「例えば、町工場の人に溶接技術を指導してもらうなど、町の人たちと協力して、この町ならではの作品作りができたら」と、構想を話す。

 手作りでの開催のため、運営費などの支援をクラウドファンディングのサイト「モーションギャラリー」などで募っている。3月31日まで。問い合わせは、東さん☎︎080・1151・6565、島田歯科医院☎︎0294・53・0841へ。

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