斉昭と弘道館・偕楽園展 水戸・県立歴史館で31日まで
偕楽園の展示を見る来館者

 水戸市緑町の県立歴史館は、弘道館と偕楽園を、創始者の水戸藩主、徳川斉昭の人物像などとともに紹介する企画展「徳川斉昭と弘道館・偕楽園」を開いている。31日まで。

 関係史料約60点を展示。弘道館、偕楽園については「弘道館記碑拓本」や「偕楽園図」などを展示。偕楽園図は、斉昭が構想した偕楽園の姿を描いたもので、四季折々の風景が一枚にまとめられている。斉昭関連は、斉昭が子の教育について指示した書状や、斉昭本人の直筆書も展示。来場した同市の堀口英夫さん(71)は、「さまざまな史料から、斉昭の思想を改めて知ることができた」と話していた。

 同館特任研究員の永井博さん(62)は「弘道館や偕楽園のスケールの大きさや、斉昭の業績の一端にふれてもらえたら」と話している。

 月曜休館(祝日の場合は開館し、翌日休館)。一般350円、大学生180円、70歳以上170円、高校生以下無料。同館☎︎029・225・4425。

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