メダリストがやってきた 那珂湊一小で短距離走の飯塚選手が教室(茨城・ひたちなか市)
児童に囲まれる飯塚さん(中央)

  2016年のリオデジャネイロ五輪の陸上競技の銀メダリスト飯塚翔太さんを招いた走り方の教室がこのほど、ひたちなか市立那珂湊第一小学校(清水裕美校長、児童数279人)で開かれ、3~6年生198人が参加した。

 今年、創立150周年を迎える同校の記念事業「キッズプロジェクト」として行われた。同五輪で飯塚さんは、男子4×100mリレーの第2走者を務めた。また、今年8月にブダペストで開かれた世界陸上男子200mにも出場した。

 飯塚さんは、オリンピック出場時や、男子100mの世界記録保持者ウサイン・ボルト選手と競技したときなどの経験談を交えながら進行。オリンピックの経験談は、5万人以上が大歓声を上げる会場では、自分で大声をだしてもその声が聞こえなかったこと。ウサイン・ボルト選手については、一歩の歩幅が3㍍もあることなどを話した。

 実技では、メダリストのパワーを存分に披露した。児童と短距離走をした際は、後方からスタートした飯塚選手が追い抜いた際の風圧に驚く児童の姿があった。

 陸上競技が好きな三嶋創君(5年)は、「ユーチューブで飯塚選手の動画を見て参考にしていた。実物は、動画よりずっとかっこよくて、優しくて、力強かった」と話した。飯塚選手は、「大きなグラウンドで、多くの子どもたちとかけっこができて幸せだった」と話した。

 なお、同校は10月29日に、一般も参加可能な創立150周年記念事業を開催する。ニュースポーツ体験コーナー、那珂湊やきそばを販売する模擬店の設置など、バラエティーに富んだ内容。

 

 

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