改修中の奥宮の屋根
つやを放つ檜皮ぶきの奥宮の屋根。奥は、拝観者ら

茨城再見聞

 鹿嶋市宮中の鹿島神宮で、約400年前に建造されたという国指定重要文化財「奥宮(おくのみや)」が、特別公開されている。奥宮は、建造以来、一般には公開されてこなかった。

 特別公開は、同神宮で進んでいる「令和の大改修」に合わせたもの。境内の建造物を6年かけて修理する取り組みだ。奥宮の特別公開では、宮大工の技術が施された屋根と修理作業を、間近で見ることができる。

 奥宮の屋根は、「檜皮(ひわだ)ぶき」という技術で仕上げられている。要の材料は、樹齢100年以上のヒノキの木の皮。皮の厚さは約2㍉。1枚の大きさは縦約75㌢、横約15㌢。作業する宮大工は、ヒノキの皮を数ミリずつずらしながら重ね、竹のくぎで固定する作業を、たんたんと進めていた。

 千葉県から見学にきた山本明子さん(50)は、「ふきあがったばかりの屋根の美しさに驚いた」と話していた。

 特別公開は11月30日まで。時期により修復作業の内容は変わる。対象は12歳以上。拝観料500円。同神宮☎︎0299・82・1209。

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