新茶でもてなす「庭先カフェ」 11日 茶どころ古内地区で茶農家5軒参加(茨城・城里町)
「ぜひ来場を」と、高安さん(中央)ら

 茶農家が庭先を開放して、それぞれの自慢のお茶でもてなす催し「古内(ふるうち)茶庭先カフェ」が6月11日午前10時~午後3時、城里町古内地区で開かれる。このほど収穫が終わったばかりの新茶を提供する。「茶畑を眺めながら、新茶ならではの味と香りを楽しんで」と、実行委員会。

 同地区は、県三大銘茶の一つ「古内茶」の産地。同催しは、園ごとに違う古内茶のおいしさにふれてもらおうというもので、6回目。茶農家と地域有志でつくる実行委員会が主催している。

 参加する茶農家は、高安園、加藤園、初梅園、時沢園、大坪園の5軒。庭先にテーブルやいすが置かれ、おしゃべりを楽しみながらお茶を味わえるほか、各園には、飲食を販売するキッチンカーも出店する。

 茶農家のほかに、国登録有形文化財の島家住宅など4軒も会場となり、お茶のふるまいや飲食販売などを行う。

 茶農家の1人、高安達夫さん(63)は、「今年のお茶は、香りが良く、まろやかな味わいに仕上がった」と、笑顔。茶作りを学んでいる一丸大地さん(26)も、「古内茶のファンが増えるきっかけになれば」と張り切る。

 実行委員会では、参加店を紹介したマップを制作していて、そのマップは、ウオーキングマップにもなっている。「茶の里を歩いて満喫してもらえたら」とは、陶芸家の岩野一弘さん(43)。

 当日は、旧JA支店跡地(同町下古内434)などに臨時駐車場を設ける。会場のマップは当日配布するほか、「古内地区地域協議会」のツイッターに掲載している。

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