華やかに常陸てまり展 14日から偕楽園公園センター(茨城・水戸市)
さまざまな模様をかがったてまり

  水戸市のてまり作家・二川良子さんと仲間たちの作品展「第61回常陸てまり作品展」が3月14日から、同市見川の偕楽園公園センターで開かれる。コロナ禍で中止していて、開催は4年ぶり。

 てまりは、平安時代から続く伝統工芸の一つ。発砲スチロールの芯(しん)に木綿糸を巻き付け、編み針とししゅう糸を使って、季節の花々などさまざまな模様をかがる。全国で地方独特の作り方やデザインが女性たちの手によって受け継がれていて、二川さんたちのてまりは「常陸てまり」と呼ばれている。

 展示は、新荘市民センター教室生27人による約700点。メンバーの最高齢は90代。「コロナ禍で家にいる時間が長かった分、じっくり取り組んだ作品が多い。偕楽園の梅の花と一緒に楽しんでもらえたら」と二川さん。

 会期は3月19日まで。入場無料。午前9時~午後4時(19日は同3時半まで)。同センター☎029・244・5454。

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