「没後55年 藤田嗣治展」 笠間日動美術館(茨城・笠間市)
藤田嗣治(中央)と長谷川仁、林子 1934年 銀座日動画廊にて(笠間日動美術館提供)

 フランスで活躍した画家の藤田嗣治さん(1886~1968年)の展覧会「没後55年 藤田嗣治展」が、笠間市笠間の笠間日動美術館で開かれている。12月17日まで。

 藤田さんは、渡仏後の1920年頃、「素晴らしき乳白色」と称された独自の表現方法をつくりだし地位を確立した。ピカソらとも交流した。20世紀前半にパリに集まった画家たちの一部を指す「エコール・ド・パリ」(パリ派)を代表する画家の一人として知られる。

 展示は油彩、水彩、版画など約60点。藤田さんの名品を所蔵する「平野政吉コレクション」「軽井沢安東美術館」や、個人コレクターなどから出品の協力を得た。「乳白色」の絵肌の作品など、フランスにおける作品を中心に展示する。

 11月18日午後2時からは、「藤田嗣治展開催記念特別対談会」(講師は同館長の長谷川徳七さんと、副館長の長谷川智恵子さん)を開く。

 入館料大人1300円、65歳以上1000円など。月曜と10月10日は休館(10月9日、11月13日は開館)。同館☎0296・72・2160。

 

 

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう