名瀑の魅力に“艶やかさ”がプラス 袋田の滝で「大子来人」(茨城・大子町)
くぼみエリアで電飾を鑑賞する家族

茨城再見聞
 大子町袋田の国名勝、袋田の滝と、袋田の滝の観瀑台へ続くトンネルをライトアップする恒例の催し「大子来人~ダイゴライト~」が始まった。今年のテーマは「プリズム×袋田の滝」。開催は来年1月31日まで。

 長さ276メートルのトンネル各所では、幾何学的なデザインの平面物と立体物が、光りを放ったり、光りを反射させたり。中程の「くぼみエリア」は、見どころの一つ。幅と高さ約1・5メートルの多面体がメインの展示で、のぞき込むと、多面鏡の要領で、内部の景色が延々と続く。

 今年は初めて、「恋人の聖地エリア」=下写真=にも装飾が施された。日中は、トンネルの先に見える山肌が借景となり、ライトアップと山の緑がコラボする。日没後は、袋田の滝もライトアップ。闇のなかに流身を浮かべる。

 友だち3人でやってきた栃木県の小森ミチ子さん(75)は、「コロナが一段落したから来たの。お出かけは楽しいね」と話した。月待の滝を経由して福島県に行く予定だという。

 トンネルのライトアップは午前8時から。終了は午後8時。12月と来年1月は午前9時から午後7時まで。見学には入場料が必要。

 同町観光協会☎0295・72・0285。

 

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