ボードゲームの伝承者 大森佑樹さん 世界から入手(茨城・日立)
「ゲームを通して、相手の性格がわかることも。意外と深いんです」と、大森さん

 日立市の大森佑樹さん(34)は、趣味で集めた世界のボードゲームを使って、図書館や児童館、イベント会場などで体験会を開いている。「ゲームというと、最近はテレビやスマホがメインですが、対面のアナログなゲームも魅力的。ご一緒にどうですか?」と、大森さん。

 大森さんの本業は、バルーンアーティスト&パフォーマー。高校時代、同市のボランティア団体「日立ヤングリーダーズクラブ」の活動で出会ったバルーンアートの魅力に引き込まれ、独学で腕を磨き、活動を始めて12年ほど。主に幼稚園や保育園、イベントなどで活動をしている。

 ボードゲームの体験会を開くようになったのは2年前から。ボードゲームを通した青春物語を描いたアニメに感動し、ボードゲームを1つ買ってみると、「すっかりはまりました」。同時に、ボードゲームを使った活動を思いつき、収集を始めた。現在は、ボードゲームの講師として、県水戸生涯学習センターの「いばらきスクールサポート」の講師に登録している。

 ボードゲームは世界で人気で、ヨーロッパには、図書館で貸し出しを行っている国もあるという。大森さんは、ヨーロッパのものを中心に、ルールが簡単で、日本ではあまり見ないようなものを中心に集めている。「新しいゲームと出合ってほしくて」と、大森さん。

 現在は、約50種類ほどを所有し、お気に入りは、ドイツのカードゲーム「ハゲタカのえじき」や、スイスの数学者が考案した2人用の「クアルト」など。

 8月6日は、北茨城市磯原町本町の市立図書館で開かれるイベント「知ろう! 遊ぼう! ボードゲーム」の講師を務める。午前10時と午後2時からの2回で、定員各16人。事前申し込み不要。

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