決戦大会で発表した6人
決戦大会で発表した6人

 一押しの本の魅力を紹介し合って評価を競う「知的書評合戦 ビブリオバトル」の決戦大会がこのほど、日立市立多賀図書館で開かれた。予選会を勝ち抜いた市内の18~85歳の6人が発表。それぞれの小説や絵本の魅力を熱く語った。

 本を通したコミュニケーションの機会を作ろうと、同市内の図書館4館が合同で企画した。予選会は昨年に5回実施。決戦大会は3月の開催予定だったが、新型コロナウイルスの影響で延期となっていた。

 発表者の持ち時間は5分間。発表を聞いて、「どの本が一番読みたくなったか」を来場者が投票して決めるというルール。

 アウシュヴィッツ強制収容所内にあった秘密の図書館の図書係の少女の物語「アウシュヴィッツの図書係」を紹介した窪木雅啓さんは、実際に現地を訪ねた時の感想も交えた。85歳のおばあちゃんが主人公の小説「ひかりの魔女」を紹介した西野美保さんは、お気に入りの一節を朗読。終始、本を抱きしめるように大事に持って話した。

 一番多い票を集めた「チャンピオン本」に選ばれたのは、大学1年の吉澤暁人さんが紹介した「悟浄出立」。中国古典の世界を描いた作品で、吉澤さんは、書店のポップを見て手に取った経緯から、本に引き込まれた様子を話した。「自分以外のどの発表も面白くて、全部の本を読んでみたくなった」と吉澤さん。

 なお、令和2年度のビブリオバトルの予選第1回が、9月20日に同館で開かれる。出場資格は小学5年生以上。出場希望者は同館に申し込む。見学は自由。同館☎︎0294・33・2655。

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