今年は4千輪 梅雨期の新名所 雨引観音(桜川)
弁天池に広がるアジサイの花。夕方はライトアップも行っている

 「雨引観音」として知られる雨引山楽法寺(桜川市本木)で、色とりどりのアジサイの花を池に浮かべる催し「水中花(すいちゅうか)」が行われている。場所は弁天池で、7月12日まで。

 同寺には約100種類5000株のアジサイが植えられている。毎年きれいに咲かせるためには止むを得ずせん定する花も多く、何かに利用できないかと、池に浮かべてみることに。3年前に弁天池より小さな池で始めたところ、参拝者のSNSをきっかけに話題に。昨年から弁天池に場所を移し、今年は約4000輪を浮かべている。

 花は、水に浸かると劣化が進むため、なるべく水面から出た状態になるように工夫して展示している。きれいな状態を保つため、職員らが毎朝池に入って弱った花を取り替える作業も行っている。「昨年よりも花数を増やした。花を見て、少しでも心和んでもらえたらうれしい」とは、同寺広報担当の猪瀬寳洋(ほうよう)さん(24)。

 今週末は混雑が予想される。来場の際は、マスクをするなどの感染対策を。同寺☎︎0296・58・5009。

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう