被災地に心寄せる料理教室 石川県ゆかりの講師が開催(茨城・常陸太田市)
料理教室の様子

 常陸太田市の料理講師、益子典子さん(51)がこのほど、「能登半島地震の被災者にエールを届けたい」という気持ちから、石川県ゆかりの食材や食器を使った料理教室を開いた。会場は、同市下河合町の道の駅ひたちおおた。

 益子さんは10年ほど前から石川県七尾市とつながりがあり、輪島塗の職人の知人もある。地震発生後は、被災のニュースにふれるたびに心を痛めていた。

 作った料理は、汁物とポークソテー、サラダの3品。調理では、石川県の伝統野菜の加賀百万石かぶ(ひゃくまんごくかぶ)のほか、石川県ゆかりの調味料を使用した。盛りつけには、同県の伝統工芸品の九谷焼の皿を使用。はしは、輪島塗の漆器を使った。

 参加した藤田浩美さん(60)は、「石川県の食文化の勉強になり、被災地を応援する気持ちがより強くなった」と話した。益子さんは、「食べて応援、使って応援という気持ちで活動しました。今後も機会を作って活動したい」と話している。

 

 

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