アントニオ猪木展 きょう開幕 水戸・京成百貨店で  “闘魂人生”をたどる
気合を入れた猪木啓介さん(左)とアントキの猪木さん

 2022年に79歳で亡くなった国民的プロレスラー、アントニオ猪木さんがテーマの展覧会「燃える闘魂・アントニオ猪木展」がきょう10日から、水戸市泉町の京成百貨店で開かれる。

 展示は、チャンピオンベルトやリングに上がる時に着ていたガウンなど、猪木さんの激動のプロレスラー人生を振り返る品々。真っ赤なタオルなど、猪木さん関連グッズの販売もある。期間中は、猪木さんと共にリングに上がった4人の「レジェンドレスラー」が続々来場。芸人のアントキの猪木さんらも登場して、盛り上げる。

 来場するレジェンドレスラーは、蝶野正洋さん(来場日12日)、藤波辰爾さん(同20日)、藤原喜明さん(同19日)、前田日明さん(同19日)。グッズの購入者対象の撮影会(要整理券)を開くほか、それぞれの来場日に特別トークショー「復活!!アントニオ猪木酒場」も行う(参加申し込みは終了したが、19・20日分は12日まで、キャンセル待ちの申し込みを受け付ける)。

 アントニオ猪木展は、全国を巡回して行っているが、“猪木酒場”を開く会場は少ない。「社員に猪木さんファンが多い。力が入っています」と、同店取締役本店長の山中貴之さん。

 また、20日には、猪木さんの弟の猪木啓介さん(猪木元気工場社長)が来場して、2月に出した著書「兄 私だけが知るアントニオ猪木」の購入者対象のサイン会も開く。

 啓介さんとアントキの猪木さんは、開催に先立って同展のPRのために水戸市のよみうりタウンニュース編集室に訪れた。

 啓介さんは、「兄のことは、僕よりファンの人たちの方がよく知ってくれている。今回も皆さんと出会いが楽しみ」と笑顔。また、「茨城は母方の親類が多い。縁ある場所での開催はうれしい」とも話した。

 アントキの猪木さんは、「リスペクト芸人」として、12、19、20日に来場する。同展の展示物では、猪木さんの言葉を集めたコーナーが好きだという。「自身にいつも言い聞かせているのは、猪木さんの“テメエの力で勝ち穫ってみろ”という言葉。他人のせいにしていてはだめだということ。苦しい時に、励ましてくれる」という。

 会期は7月15日までと、17~22日の計12日間。17日からは会場を拡大する。詳細は同店ホームページへ。同店℡029・231・1111。

 

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