日立市久慈町5丁目の赤羽緑地の花壇に立つ5体のかかしは、リアルな出来栄えで、中には思わず話しかける人もいるほど。訪れる人たちを和ませている。
かかしは、同公園を管理する市民団体「赤羽緑地を守る会」メンバーらのお手製。おばあちゃんとお母さん、長男、長女、次女の5体で、通称“赤羽ファミリー”。それぞれに名前もついている。
「散歩に来た人に、より楽しんでもらえたら」と、メンバーの木梨育美さんが、ダンボールや布などを材料に1体作ってみたことがはじまり。2体目は、近所に住むかかし作りの名人を訪ねてワラを使った作り方を教わり、子どもたち3体は、他のメンバーや木梨さんの友人が協力して作った。
「次はお父さんを作ろうかなと、考えています」と、木梨さん。
「手作りかかしや花壇の花々を見て、新型コロナウイルスの不安をひととき忘れて、楽しんでもらえたら」と、同会会長の廣瀬泰和さん。