茨城県で紅葉が最も早い最高峰「八溝山」 見ごろは11月上旬まで(茨城・大子町)
八溝山の登山道(常陸大宮市の大貫亘さんが以前の紅葉時に撮影)


 県内最高峰の八溝山(大子町、標高1022m)は、県内でもっとも早く紅葉が始まる場所だ。今年も、カエデやブナ、ナラなどの落葉樹が色づいている。

 同山は、栃木県と福島県にまたがるようにそびえている。山中にはブナやダケカンバなどの原生林があり、坂東二十一番札所の日輪寺がある。8合目付近には、環境庁の「名水百選」の一つに選定された八溝川湧水群がある。

 頂上まで車で登れることも魅力の一つ。「色づく木々を、車窓からゆっくり楽しんで」とは、同町の観光ガイドグループ「観光ボランティア大子」会長の益子政男さん(74)。

 頂上まで車で登れるルートは2つある。以前からある「蛇穴(じゃけち)」の登山口から登るルートの手前に、2014年に新しい道が開通した。行きと帰りを別のルートにすれば、違った景色が楽しめる。

 頂上には、3階建ての展望台「八溝山展望台」があり、周囲の色づく山々が見渡せる。「大きく深呼吸しながら、雄大な景色を楽しんでください」と、益子さん。同町観光協会☎0295・72・0285。

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