木とブロンズの風景彫刻展 「常陽史料館」(茨城・水戸)
最新作(左)と、北沢さん

 水戸市備前町の常陽史料館で、同市の彫刻家、北沢努さん(54)の作品展「北沢努の木とブロンズの風景彫刻―空から森へ―」が開かれている。来年1月16日まで。

 展示は、森と人間との共生をテーマに制作しているシリーズ「森に棲(す)む」を中心にした34点。クヌギやサクラ、モミジなど、さまざまな木の枝や幹を人間の胴体に見立て、ブロンズや石こうで制作した足をつけた作品で、「森から出てきた人や、街から森に入っていく人をイメージしています」と、北沢さん。

 同シリーズの作品は、2011年には、新進作家の登竜門といわれる野外彫刻の国際コンクール「UBEビエンナーレ(現代日本彫刻展)」(山口県宇部市で開催)で、宇部マテリアルズ賞を受賞した。

 12月18、19日各日午後2時からは、北沢さんのトークイベントを開く。入場無料。月曜と、12月29日~来年1月4日休館。同館☎︎029・228・1781。

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