潮来市永山の栗林信吉さん(62)宅で先日、古い納屋を取り壊したところ、水車(=写真、みずぐるま)、農具、漁具など、かつての水郷潮来の暮らしをうかがわせる品々がたくさん出てきた。
栗林さんは現在の家の3代目。祖父は、船大工で、父親は農業と漁業で生計を立てていたという。
水車は、水路から水田へ水を渡す大型の道具で、現在は観光客に水郷風情を伝えるために設置しているところもある。
漁具では、現在ではあまり行われない漬漁業(つけぎょぎょう)という漁で使用された道具もあった。伐採した木の枝などを束ねて水に沈める。そこに集まった魚を捕獲する方法だ。
栗林さんは、「どれも古くてがらくたのようだけれど、関心がある人がいれば見に来てほしい」。栗林さん☎︎090・4723・9706。