スペイン巡礼の魅力を講話 十王町のたかはら自然塾で30日(茨城・日立市)
巡礼手帳を手に、椎名さん。「巡礼を楽しむ仲間を増やせたら」

   高萩市の椎名正明さん(74)は、2016年から取り組んでいるスペイン巡礼をテーマにした講話を企画した。3月30日に、日立市十王町高原のたかはら自然塾の会議室で開く。椎名さんは、「講話を聞いた人が、1人でも実際に行ってくれたらうれしい」と話している。

 スペイン巡礼は、スペイン北西部にあるガリシア州の州都サンティアゴ・デ・コンポステーラを目的地にする徒歩の旅。サンティアゴ・デ・コンポステーラは、キリスト教の世界三大聖地の一つ。同市を目的地にした巡礼路がいくつかあり、巡礼者は年間約50万人に上るという。

 椎名さんは国内外の登山が趣味。スペイン巡礼に興味を持ったのは、古希の記念に歩いたという山仲間に触発されたのがきっかけ。2016年に初めて、5日かけて120kmを歩いた。以来、4回巡礼に行き、計約1400kmを歩いた。昨年の巡礼では、40日間で過去最長の約800kmを歩いた。「元気なうちに、計3000kmを歩くのが目標」と椎名さん。

 巡礼の魅力は、「田舎道を1人静かに歩くことで、心が落ち着く時間が持てること」。いろいろな国の人たちとの出会いも楽しいという。講話では、旅のポイントや注意点も紹介する。

 講話は午後1時半~3時半。参加は無料だが、事前の申し込みが必要。申し込みは、椎名さん☎080・9552・3838へ。

 

 

 

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