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ニンジンは、春夏と秋冬の２種類があり、秋冬ニンジンが出回るのは３月頃まで。秋冬ニンジンを育てている鉾田市上冨田の長峯ちえさん（７１）宅では、シーズン中は１日３食、みそ汁かおかずに必ずニンジンが入っている。中でも登場回数が多いのが、「ニンジンのバター炒め」。「ピーラーで薄切りにして、バターで炒めるだけ。包丁いらずで、食卓にあと一品ほしいときに重宝しますよ」
材料は、ニンジン１５０㌘（Ｍサイズ）１本、バター１５㌘。作り方は、①ニンジンはピーラーで薄切りにする②熱したフライパンにバターを溶かし、ニンジンを入れて、ニンジンを時々返しながら弱めの中火で炒めれば完成。こつは、ニンジンがくたくたになるまで炒めること。「８～１０分ぐらいかな。そうすると、ぐんと甘くなるんです」。ハンバーグや焼肉の付け合わせにしてもいい。
ニンジンを油で炒めて、砂糖とみそで味付けした「みそニンジン」
ニンジンは、先が少し曲がっていたり、サイズが小さかったり、そばかすのようなしみが１つあったりしてもＢ級品になってしまう。「味は変わらない。掘りたてはどれもおいしいんだよ」と、長峯さん。
「おいしいニンジンは、肌つやがいいです」と、長峯さん
Ｂ級品は、友人らに配ることも多い。すると、「こんなふうに料理したよ」と、レシピを教えてくれる。定番のバター炒めもその一つで、「Ｂ級品の副産物とも言えるね」。
ニンジンのお返し物が届くこともあり、先日は、趣味で作っているという鶏肉の薫製をいただいた。そこで、薫製とニンジンをマヨネーズなどであえてみたら、「とってもおいしかった。レシピが広がるのが楽しいね」。
