塗り絵で博物館体験 市郷土博物館 コロナ禍受けて
ぬり絵を持つ猪狩さん。左奥の人形は、コロナ禍終息の願いを込めた大助人形

 日立市宮田町の市郷土博物館はこのほど、同館で展示している古代生物や日本画などをモチーフにしたぬり絵のデータのダウンロードサービスを始めた。サービス名は「ぬり絵で博物館を楽しもう! ぬりはく」。新型コロナウイルスによる外出制限下でも、同館への関心を深めてもらうことが目的。

 ぬり絵のモチーフは、カンブリア紀の海洋生物「アノマロカリス」、同市の山車「日立風流物」、同市出身の五島耕畝の日本画、昭和10年製造の扇風機など。難易度を、「らくしょう」「ふつう」「げきムズ」まで5つの星で表現するなど、遊び心も取り入れている。

 「展示品の色を想像しながら描いて、コロナが終息したら、実物の色を確認に来館してください」と同館の猪狩俊哉さん。

 同館は、完成したぬり絵を撮影し、ハッシュタグ「#ぬりはく」を付けて、SNSへ公開するよう呼びかけている。同館☎︎0294・23・3231。

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