ホーリーホックで職業体験 山方中の立原さん「夢はトレーナー」(茨城・常陸大宮市) 
トレーナーの谷口さん(左)に、テーピングを巻いてもらう立原さん

 「将来はスポーツトレーナーになりたい」と願う常陸大宮市立山方中学校の立原沙耶さん(14)の夢を応援しようと、サッカーJ2・水戸ホーリーホックはこのほど、城里町の同チーム練習場に立原さんを招いて、プライベート職業体験会を開いた。常陸大宮市と同チームの協力企画。

 同チームの社会連携教育担当の中川賀之さん(45)が、同中で特別授業を行ったことが、実施のきっかけ。授業のテーマは「夢を描く」で、授業の最後に中川さんが、「自分の夢を話してくれる人はいるかな?」と聞いた時、真っ先に答えたのが、立原さんだった。中川さんは立原さんの勇気に応えて、職業体験を提案した。

 立原さんは、保育園時代からサッカーが大好き。現在は、日立市のクラブチームでキャプテンを務めている。トレーナーの仕事に興味を持ったのは、自身もけがが多いことと、試合に行った先で、選手を献身的にケアするトレーナーの活躍を見たことから。

 立原さんは、選手が練習している最中のトレーナーたちの様子を、中川さんの説明を受けながら見学。トレーニング室では、けがからの回復を目指す選手に寄り添う様子を見た。

 見学後は、トレーナーの1人、谷口徹さん(33)に、「トレーナーになるにはどんな資格が必要か」「やりがいは?」などと質問。谷口さんは、「明確な目標があることは大切なこと。どんどんチャレンジして」と声をかけた。

 立原さんは、「プロのトレーナーさんと直接話せて、なりたい気持ちがより強くなった」と笑顔。中川さんは、「夢に向かう力に少しでもなったらうれしい」と話していた。

 なお、同授業は、同市地域おこし協力隊の星野由季菜さん(29)が取り組んでいる「キャリア教育授業」の一環で行われた。

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