県北でアートプロジェクト メゾン・ケンポクほかで14日まで
「小さなミエコたちのはなし」の展示会場に立つ松本さん

 芸術や研究を通して県北地域を盛り上げようと活動する茨城県北地域おこし協力隊によるアート・プロジェクト「メゾン・ケンポクの何かはある 記憶を頼りに進む」が常陸太田市西一町にある同協力隊の拠点「メゾン・ケンポク」と日立市幸町の日立シビックセンターで開催中だ。

 会期は3月14日まで。県独自の緊急事態宣言を受けて会期を変更した。

 同協力隊は、県の委嘱を受けた写真家の松本美枝子さんと、服飾作家の日坂奈央さんで組織。

 日立シビックセンターで行っている松本さん企画の展示会のタイトルは、「小さなミエコたちのはなし」。約14分間の映像と音を“展示”するもの。日立市の戦争体験者へのインタビューと、それらに着想を得てまとめた内容。同市の海を撮影した映像と、私的な戦争体験談が、シンプルな演出の中で紡がれる。

 メゾン・ケンポクでは、日坂さんの作品展「私と服と干し芋」、メゾン・ケンポク関係者の研究物展覧会「アート・ガストロノミー『記憶の食事』」などが行われている。

 それぞれ開場は午前10時~午後5時。月曜休み。来場は、感染症対策で事前予約制。予約はメゾン・ケンポクのホームページ(メゾン・ケンポクで検索)から。県北地域おこし協力隊☎︎080・8740・6912。

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