買い物と山里の美も堪能 15・16日 「町屋deマルシェ」初開催
開催チラシを持つ実行委員のメンバーら

 常陸太田市町屋町の旧道を会場にしたマルシェイベント「町屋de(で)マルシェ~風を感じる町歩き~」が10月15、16日に開かれる。地元の実行委員会が、「買い物を楽しみながら、山や川、田んぼを眺めてゆっくりしていってほしい」との思いで、初企画した。約40店が出店する。

 会場は、旧道の約400㍍の区間。特徴は、空き家になっている敷地や空き地にブースを設けること。通りの家々を訪ねるような感覚で、買い物が楽しめる。出店者は、クラフト作家やピザ店、焼き芋店、リンゴ園、地元のそばの会などさまざま。通り近くの神社では音楽ライブも行われる。

 発案したのは、同会代表で、コンビニ「グループセブン」を開く池田由香さん(63)。きっかけは、コロナ禍で、近所を散歩するようになったこと。

 町内には、赤レンガの愛称を持つ国登録有形文化財「旧町屋変電所」があり、周囲の里山の風景も自慢だ。池田さんはまた、それぞれの家のたたずまいや、通りの隅々まで、きれいに保たれていることに気づいたという。「みんな愛着を持って住んでいる。高齢化で、10年後は変わってしまうかもれない。町屋の今を見てほしくて」と、池田さん。

 根本以千子さん(23)は実行委員会一の若手。ハンドメード作家でもあり、出店もする。「若い人たちにも、町屋の良さを伝えたい」と話している。

 開催時間は、15日が午前10時~午後4時、16日は午後3時まで。駐車場は、旧河内小学校など5か所に設ける。問い合わせは、ジーセブン☎︎0294・78・0003。
 

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