折々に美しいモミジ 見ごろは11月23日~12月初旬 長勝寺(茨城・潮来市)
境内の中雀(ちゅうじゃく)門前(鹿嶋市の秋田晴夫さんが以前の紅葉時に撮影)

 

 潮来市潮来の長勝寺(ちょうしょうじ)は、枝振りのよいモミジが、かやぶきの仏殿や鐘楼に彩りを添える。同寺によると、見頃は例年11月23日頃からで、天候の状況にもよるが、12月初めまで楽しめるのではという。

 モミジは仏殿の東側に10本ほどあり、最盛期には、木々が赤い日傘を開いたように美しい。

 鹿嶋市の秋田晴夫さん(75)は、四季折々に同寺に撮影に通って17年ほどになる。秋のモミジは、「色鮮やかで、京都の寺院にも負けてはいない趣がある。お天気の日も、雨の日もいい。何度通っても飽きないんです」と話す。

 

鐘楼を彩るモミジ(鹿嶋市の秋田晴夫さんが以前の紅葉時に撮影)

 

 同寺は1185年の創建。一重入母屋(ひとえいりもや)造りでかやぶき屋根の本堂(県有形文化財)、鎌倉時代の名鐘「銅鐘」(国重要文化財)など、境内には歴史ある建造物が並ぶ。場所は、JR鹿島線の潮来駅から、徒歩で約15分。

 

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