頼れるおもちゃドクター 3人で切り盛り「神栖おもちゃ修理ボラ」(茨城・神栖)
おもちゃを修理する松井さん(写真左)、本山さん(同中央)、内池さん

 平成19年に発足した神栖市のおもちゃ修理ボランティアグループ「神栖おもちゃ修理ボラ」は現在、3人のボランティアによって運営されている。

 タイヤの動きが鈍くなった、音が出なくなったなど、幅広い修理依頼に応える。洋菓子店の看板人形が持ち込まれたこともあるという。

 修理できるのは、全体の6割ほどだ。「本当は全部直してあげたいんだけど」と、メンバーの内池文一さん(69)は、表情を曇らす。代表の本山賢治さん(73)は、「子どもたちの『ありがとう』という言葉が何よりもうれしいんだ」と、話す。

 今年5月に一員になった松井礼子さん(61)は、元事務職で機械いじりの経験はほとんどなかった。「孫ができて、孫の喜ぶ顔を見ることができたら」と入会の動機を話す。2人の先輩に教わることばかりだが、「この年になって勉強できることはとてもありがたい」と意欲的だ。

 活動場所は同市溝口の保健・福祉会館2階のボランティアセンター。活動は毎月第一月曜日の午前10時~正午。修理無料(部品代は実費)。修理依頼は、同センターでも受け付けている。

 同センター☎︎0299・93・1029。

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう