ひたちなか市長砂の飛田忍さん(76)が開発した芝生用の草取り鎌「シバクイーン」がこのほど、公益社団法人発明協会主催の「令和3年度関東地方発明表彰」で、発明奨励賞を受賞した。発明表彰は、優れた発明や、生み出した技術者、研究開発者を顕彰するもので、1921年から行っている。令和3年度は、全国で1260人が表彰された。
シバクイーンは、芝生の草取りに困っているという知人の声をもとに開発し、2015年に特許を取得。3本の鋼の爪で構成されていて、爪の先端が草の根元をとらえ、力を入れずに根こそぎ抜くことができるという。砂利や砕石を敷いた場所の草取りにも向く。
インターネットのほか、一部のホームセンターや道の駅で販売し、2万6700本が売れた。「やっかいな草取りが楽しくなればうれしい」と、飛田さん。1本1980円。問い合わせは、パッション飛田(飛田さん)☎︎029・285・6864。