イワシ丸干し最盛期 て印杉本水産 熟練女性ら作業(茨城・北茨城)
イワシを串刺しにする作業

 北茨城市大津町の水産加工業「て印杉本水産」で、2月3日の節分に向けたイワシの丸干しの製造が最盛期だ。イワシは、「節分に食べると邪気を払う」といわれるほか、イワシの頭をヒイラギの枝に刺したものを、魔よけとして玄関先などに飾る風習もある。同社は、1949年の創業以来、丸干しの製造を行っている。

 作業場では、多くがキャリア40年以上という女性たちが、イワシを手際よく選別して、串に刺す。プラスチックの板に並べた後、2時間半ほど機械乾燥して完成だ。

 丸干しは、地域によって好まれる大きさが違い、大きい順から大羽(おおば)、中羽(ちゅうば)、小羽(こば)と呼ばれる。同社の主な出荷先は、関東、東北と名古屋地区だという。

 同社代表の杉本佳幸さん(75)は、「イワシの需要は、生活様式の変化で下がる傾向だが、伝統的な食文化を守るため、心を込めて作っていきたい」と話している。

 イワシの丸干しは、同社で直売している。同社☎︎0293・46・0251。

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