「夏休みの思い出」をテーマにした第39回チビっ子夏の絵コンテストの審査がこのほど行われ、幼児、小学校低学年、同高学年の3部門で、最優秀賞1点、読売茨城タウンニュース社社長賞1点、優秀賞2点、佳作6点、奨励10点、全作品の中から読売新聞水戸支局長賞1点の計61点が決まりました。入賞作品(佳作以上)と併せて特集します。
応募数は、幼児967点、低学年1724点、高学年1124点の計3815点。虫捕りをしたり、動物園や水族館で楽しんだりと、夏休みらしい題材を描いた作品が多くありました。
特別審査員の三好義章さん(元ひたちなか市立前渡小校長)と飯村敏江さん(元水戸市立国田小教諭)は、「描きたい対象をしっかり絞り、丁寧に描きこんだ作品が増えてきました」と講評。力作に圧倒されながら、熱心に審査しました。
「描く題材は足元にたくさん落ちている。自分なりの感動を大事にして、素直に、思いっきり描いてみて」と、三好さん。飯村さんは、「周囲は、いいところを見つけてほめてみて。表現することを楽しんでください」と話しました。
最優秀賞(各部門から1点選出)
〈幼児の部〉
「やきにくきんぐにいったよ」
所あかり(5歳) 水戸市・ヴィクトリアナーサリー
【本人コメント】おばあちゃんの誕生会をした日のことを描きました。おばあちゃんを楽しませたくて描いたよ。人をいっぱい描けたのがよかったです。
【講評】お話をするように、楽しく描けましたね。明るい色使いから、その場の雰囲気も伝わってきます。
〈低学年の部〉
「海」
佐川恢浬 水戸市・寿小2年
【本人コメント】地引き網体験をしました。綱引きみたいで楽しくて、魚がたくさんとれた。お父さんが引き伸ばしてくれた写真を見て、頑張って描いたよ。
【講評】人物が立体的で、臨場感もあります。魚の大きさから、楽しい気持ちも伝わります。
〈高学年の部〉
「必勝祈願」
関口暖乃 行方市・麻生小6年
【本人コメント】ハンドボールの全国大会で京都に行き、大会直前に神社に行きました。真剣に祈る様子を表現したくて、1週間かけて描きました。
【講評】人物一人一人に表情や動きがあり、よく観察して描けています。筆使いを工夫して描いた神社は、建物の風格も感じられます。
読売新聞水戸支局長賞(全部門から1点選出)
「大はく力! きょうりゅうはく物館」
一戸 颯 笠間市・友部小3年
【本人コメント】博物館で見た恐竜トリケラトプスの骨格標本を描きました。恐竜はすごい迫力。その迫力を表現したくて、恐竜の部分だけを貼り絵にしました。
【講評】迫力満点の恐竜に圧倒されます。何色もの紙で貼り絵にしたことで、立体感も生まれました。驚いた様子も、表情や体の動きによく出ています。
社長賞(各部門から1点選出)
〈幼児の部〉
「かぞくでしんかんせんのったよ」
木之内 葵汰(3歳) 鹿嶋市・認定こども園こじか
〈低学年の部〉
「かぼちゃの島」
栗原 凜子 水戸市・双葉台小1年
〈高学年の部〉
「夏祭り」
菊池 小春 笠間市・友部小5年
優秀賞(各部門から2点選出)
〈幼児の部〉
「ナイトサファリ」
佐久間 睦士(5歳) 鹿嶋市・認定こども園こじか
「ままとはなびをしたよ」
根崎 志穏(6歳) 行方市・玉造第二保育園
〈低学年の部〉
「虫がいっぱい」
林 和心 水戸市・浜田小3年
「せんばこのはなびたいかい」
皆川 わこ 水戸市・吉田小1年
〈高学年の部〉
「決勝」
永井 里莉 笠間市・北川根小5年
「夜空輝く千波湖花火大会」
助川 花恋 茨城町・大戸小4年
〈お断り〉作者名の敬称は省略しました。
佳作作品はこちらから
コンテスト概要 【テーマ】夏休みの思い出 【募集対象】本県在住の幼児と小学生 【主催】よみうりタウンニュース(読売茨城タウンニュース社) 【後援】県教育委員会、読売新聞水戸支局 【協力】報知新聞社、読売茨城広告社、茨城読売IS、読売旅行茨城営業所 【協賛】やぎぬま農園、冨山塗装、東海馬事苑、社会福祉法人清順会、イワマ接骨院