水戸市植物公園(同市小吹町)の観賞大温室前の花壇に、春を告げる花として知られるスノードロップが顔を見せ始めた。スコットランドでは、年が明ける前に開花しているのが見られたら、翌年には幸運が訪れるともいわれているという。
スノードロップの開花時期は、1月中旬から下旬が中心とされ、同園の花壇では、これまでにも年末に開花したことはあるが、今年は例年よりも早いという。
花壇の土の中には、広く球根が育っていて、これから来年1月中旬頃まで、所々で開花していくという。背丈はどれも10cmほど。下向きに、小さな純白の花を咲かせる。
「花の中には、緑色のハートの模様もあります。花壇の前にしゃがんで、じっくりと見て、幸運をつかんで」と、同園の宮内元子さん。