佐竹氏の歴史が一冊に 県立歴史館が編集(茨城・水戸市)
「図説 佐竹一族 関東にその名を轟かせた名族の戦い」

 水戸市の県立歴史館が編集を担当した本「図説 佐竹一族 関東にその名を轟(とどろ)かせた名族の戦い」が、東京の戎光祥(えびすこうしょう)出版から刊行された。同館が2020年に開いた特別展「佐竹氏 800年の歴史と文化」の展示図録をベースにした増補改訂版。
 佐竹氏は、古代末・中世の茨城(常陸)と近世の秋田で、約800年の歴史を刻んだ武家。
 本書の魅力は、平安から幕末まで、約800年にも及ぶ佐竹氏の足跡を総覧できること。一族の出自から、江戸時代に出羽国秋田に移ってからの動向まで、最新の研究で解説している。
 増補改訂版出版にあたっては、新稿や多くの図表、写真を加え、文章表現をやさしく書き直して、再編集した。
 A5判160ページ。定価1980円。

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